このページでは、火山災害の防災に必要な知識、情報、災害発生時にすべき行動などをご紹介しています。
実際にこのような場面に遭遇すると、頭が真っ白になって思い通りに行動できない事がほとんどですが
最低限の知識を持っていることで、だいぶ違ってくると思いますので是非ともご覧下さい。
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火山災害とは、日本に200近くあるうちの110程度の活火山が火山活動をしている過程で、起きる災害です。
代表的なものとしては、火山が噴火するという事があげられます。火山が噴火する事で、まず第一に火山灰、
火砕流などが流れ出す、火山ガスが出るなどの現象が発生します。
また、火山が活動する事で、地震が起きたり(火山性地震という)する事もあります。
富士山などは、観光地としても有名ですが、活火山であり、このように活火山でありながら観光名所として、多くの
観光客が訪れる火山も日本には多数存在しています。
火山災害も自然災害であり、起きてしまっては避けてとおれない部分はありますが、それに対して備えておく事は
できますし、必要です。そのために必要なことを以下にあげてみましたので参考にしてみてください。
1.行政などからでているハザードマップを事前に確認し、噴火警戒レベルごとの危険箇所を把握しておく
2.テレビ、ラジオなどの噴火予報、警報をいつでも瞬時に見聞きできる準備をしておく
また、有事の際には、慌てず落ち着いてすばやく避難するようにします
3.家族間で避難場所は事前に決めておく。第1候補から第3候補くらいまであるといいです
4.山の様子や生活の中で普段と違うと感じたら、行政や警察などへすぐに知らせるようにする
ここで、噴火の前兆現象としての一例を紹介しておきます。
○温泉の湧き出し量、温度、色などに変化がある
○地面の温度上昇による植物の立ち枯れなどが発生する
○地震が頻発する
○動物が異常な行動をする
○井戸水の湧き出し量、温度、色などに変化がある
○地鳴りが発生する
これらが起きている事が確認できたら、すぐに行政などに連絡しましょう。
準備という意味では上記以外でも、各市町村ごとに自主的に行っている避難訓練などがあれば積極的に
参加しておくことも大切です。
また、可能であれば、近隣住民とも有事の際の協力体制を作っておければいいですね。
それから、備えという意味では、火山災害発生時、避難する時の服装などは以下の点がポイントとなります。
○頭には防災ズキンやヘルメットをかぶる (噴火に伴い、小石などが降ってくる可能性あり)
○マスク着用 (火山灰を吸い込む事を防止します)
○長袖、長ズボン着用 (できるだけ皮膚を露出させない)
○靴は、歩きやすく丈夫なものを選ぶ (場合によっては、火山灰などの上を歩くことも考えられる) など