被災した時の心構えとは

被災した時、避難した時に必要な心構え

このページでは、被災した時の心構えについてご紹介しています。
実際に地震や火災などに遭ってしまうという事は、避けたいですが、実際に起こってしまってからでは手遅れという
ことがないように、普段から被災した時、避難した時の心構えについて知っておいて頂ければと思います。
これらの情報が、不幸にも被災してしまった時に皆様のお役に立てることを願っています。

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被災した時の心構えについて


まず、被災した場合、地震なら震度6以上の大きな揺れの場合は、屋外に出る事が大切になります。
但し、地震の疑似体験などを経験された方ならご存知かと思いますが、震度6以上の揺れの場合、
大人でも歩く事はままならず何かにつかまるのがやっとという状況です。

このような大きな揺れの中を避難するのは非常に危険ですので、屋内にいる場合は、まずは机の下などに
身を小さくして頭部を守るようにします。

そして可能であれば同時に屋外に出るためのドアや扉を開けておきましょう。

ドアや扉を開けるのは、地震により建物が歪むとドアや扉が開かなくなる可能性があるからです。

そして、揺れが落ち着いてきた頃に十分注意しつつ、速やかに屋外の安全な場所へ避難します。
2階以上にいる場合は、上記同様1階や下の階への通路を確保して揺れの落ち着くのを待ち、
落ち着いてきたら速やかに避難します。

これは、大きな地震の場合、多くの建物がすぐに倒壊するという事はなく、大きな揺れでダメージを受けた後、
ゆっくりと1階部分から倒壊していくからです。


火災の場合にも、初期消火のできるレベルであれば初期消火を行う事が大切である事は、火災災害の
防災情報のページでもお伝えしていますが、自分の手に負えないと思う場合は、無理せずにすぐに
避難するようにしましょう。

一般的に言われているのは、火災発生から3分が初期消火のできる限界です。
それ以上になっている場合は、避難しましょう。

避難する場合は、他への延焼を防ぐために、火災の発生している部屋の窓、ドアを全て閉めて避難しましょう。
言うまでもありませんが、高齢者や体の不自由な方を最優先で避難させましょう。

万が一、避難経路にも火の手がまわっている場合は、水で十分濡らしたシーツを覆い被ったり、
頭から水を被って一気に避難するようにします。

それ以外なら、煙を吸わないように頭を低く下げ、ハンカチや布などを水で濡らして口、鼻を覆って避難します。


津波の場合、少しでも早く高台へ避難する事が大切です。防災無線などが入っていれば注意深く耳を傾けて、
少しでも海岸や河口付近などから遠く、高い場所へ避難するようにしましょう。

また、自動車は使わず、徒歩で避難するようにします。
津波災害の場合の避難で一番大切な事は、避難するスピードです。一秒でも早く避難するようにしましょう。



どんな災害時でも、なによりも慎重かつ冷静に迅速な対応が大切になります。

普段から防災意識を高め、より正確な情報収集や万が一の際の避難経路の確認などを
怠らずにしておく事も大切です。


更に、避難場所へ避難した後の精神面での気持ちの持ち方ですが、非常にこれは難しいのですが、
極力、落ち着いて行動するようにしましょう。

特に子供などがいる方は、親が慌てたり、興奮する様子を見ると不安になるのは間違いありません。
多くの避難した人々と協力していくためにも落ちついて行動するようにします。

また、テレビなどが見れる環境の場合、長時間テレビを見るのは控えましょう。
マスコミでは、被災した地域の悲惨な状況を連日報道する事が多く、そのような番組を
長時間見るのは精神的にもストレスがかかる事が予想されますので。

ある一定の情報収集ができればそれで十分なのでテレビは長時間見ない方がいいと思います。

ラジオやインターネットでの情報収集に切り替えるなどしてみてください。

また、子供たちは、アニメや映画などを見たがると思います。
このような避難している時だからと思う気持ちもあるかと思いますが少しはみてもいいでしょう。

精神的に追い込まれるよりはいいですので、たまにはリラックスできる番組がテレビでやっていれば
それを見るのも大切な事です。また、他の人と会話する事も大事な事です。


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