アマチュアは、体とボールの距離が近すぎ?
ある調査によるとドライバーでのティーショットで特にそのようですが、ボールと身体の距離が、アマチュアは近い傾向にあるようです。
プロは平均88センチくらいですが、アマチュアは平均85センチ程度でアマチュアの
ほうが3センチも近くボールにアドレスしているようです。
(つま先からボールまでの距離)
ボールとの距離が近いと何故いけないかというと、基本的にゴルフスイングをした時には、遠心力が働き、ゴルフクラブがボール方向へ引っ張られる力が作用します。
これは、スイングスピードやゴルフクラブの重量によっても引っ張られる力は変わって
きますが、間違いなく、どんな人でもスイングする時にボール側に引っ張られるので、
この辺を考慮しておかないとミスショットの要因のひとつになってしまうんですね。
ミスの内容を具体的に考えてみると、ボール側に引っ張られるということはドライバー
ショットではフェースのヒール側にボールがヒットしやすくなる可能性が考えられます。
こうなると、スライスが出やすくなりますね。
アイアンショットの場合では、スライス以外にもシャンクが出やすくなります。
もしこの辺りのミスに心当たりのある人はボールとの距離を確認してみるといいかもしれません。案外近すぎるかもしれませんよ。
ボールとの距離が近いとスイングした時に手の通り道がなくなるので、バランスを崩すことになり、スイングが安定しませんので、シャンク、スライスなどの要因になります。
ただ、シャンクに関しては、ボールとの距離が遠すぎても出やすくなりますので、頭に入れておきましょう。
また、アイアンショットでは、アイアンのライ角をソールしてフラットにしてみるなど、ボールとの距離を推測できる目安があるので、比較的アドレス時の距離はあわせやすい
はずです。
もし、今まで意識していない人がいれば、アイアンのライ角とかを少し意識してみるとボールとの距離感をあわせる目安のひとつになると思いますよ。
このボールとの距離がイマイチしっくりこなくて、ティショットが苦手と思っている方は一度、いつもより思い切って離れてアドレスして打ってみましょう。
スイング中の遠心力で手元がボール側に動くことを想定してアドレスすることで芯でボールを捉えやすくなり、今までよりもナイスショットの可能性が高くなると思います。
また、このボールとの距離感は、各個人でスイングスピード、癖、体格など色々なものが違うので一概にこうというのは言えません。
自分なりに少しずつボールと離れてアドレスしたり、近づいてみたりしながら、適正な
距離を探っていってみて下さい。
一発で適正な距離が見つかるとは限りませんが、ボールとの距離というのは意外と見落としがちなポイントですので、一度チェックしてみるといいでしょう。
ミスショットの対策としては、スイングを見直したりするよりも、はるかに簡単ですからね。
また、ボールがフェース面のどこにヒットしているかを見極めるのに役に立つのが、
ゴルフクラブのフェース面に貼り付けるシールです。
このシールを貼ってボールを打つと、どの場所にボールが当たったのかわかるようなものが売っていますのでこのアイテムを使うとフェースのどの場所で、ボールを打っているのかが、簡単にわかります。
こんなものを使うと更に、ボールと体の距離を調整しやすくなると思いますので、やってみてください。
プロの結果から身体とボールの距離は意外と遠いんですね。っていうのが個人的な感想
素人の我々は、遠いと上手くボールを打てないというイメージがあるため、ついつい
ボールに近づき過ぎになっているのかもしれませんね。
これが逆効果で、どんどんスイングを崩しているという場合もあるかもしれませんね。