ゴルフスイングの基本的なスイングのメカニズムとは
ゴルフスイングの基本的なメカニズムを理解して、少しでも早く上達するようにしましょう。
間違ったスイングを続けていると体がそれをおぼえしまい、直すのに苦労することになります。
また、スイングのメカニズムの基本をおぼえる前に、スイングと同じくらい重要な下記の項目についてもしっかりおさえておきましょうね。
・アドレス
・グリップ
・ボール位置
・姿勢
これらについても別ページのコラムで確認してみてください。
では、話を戻してスイングのメカニズムの基本ですが、まず、スイングを自分の中でこれ以上できないくらいゆっくり振ってみてイメージしてください。
もちろん、実際にやってみると効果絶大です。
ゆっくり振るのって結構、難しいものです。もしかすると早く振るより難しいかもしれませんね。
このゆっくり振ることのメリットは、例えば、テークバック直後での手首の向き、フェースの向きの確認、ハーフェイバックでの状態、トップでの手首、クラブフェースの向きなど、色々な要点をチェックしやすくなることです。
ゆっくり振ってその状態をスマホで動画で撮ったりすれば、トッププロの連続写真のそれぞれの部分のカット写真などと比べて、自分のクラブフェースの向きや高さ、手首の向きなどを確認することもできます。
基本は、ゆっくりクラブを振って、正しいインパクトをむかえることが重要になります。なんといってもボールを打つ瞬間のインパクトがおかしければ、ボールは真っ直ぐも遠くにも飛びませんので。
また、クラブをゆっくり振ろうとしたほうがリラックスして振れることが多いので、そうすることで力が抜けてヘッドスピードも上がり、飛距離も伸びるという良い相乗効果が期待できます。
ですので、力任せに早く振ろうとしないようにしましょう。
ヘッドの重さを感じながら、インパクト時には、ヘッドが自分の手元を追い越して行くイメージでスイングしましょう。
このイメージでスイングした場合、インパクトを迎えるまでにクラブフェースの運動量とグリップしている手元の運動量を考えると、大きく違っていることに気がつくと思います。
インパクトで手元を追い越すということは、その前段階からクラブフェースが加速してくると言うことです。
これらを考えると、クラブを握った手元の運動量よりも先端のクラブフェースの運動量のほうが圧倒的に多いことがわかると思います。
これをあとはゆっくり振って再現するのです。
あとは、正しいグリップ、アドレスなど先ほど紹介した4つのポイントが、おかしくなればボールは真っ直ぐ遠くに飛んでいってくれるはずです。
大体、初心者のうちは、クラブフェースの動きに問題があります。
インパクトでは手元が先行してしまい、クラブフェースが遅れてきてしまいます。そのため、フェースが開いて、スライスが出るというのが多いですね。
むしろ、イメージとしてはインパクトを迎える瞬間はクラブフェースが手元を追い越しているイメージでいわゆるハンドレイトな状態でのインパクトをイメージしてもいいかもしれませんね。
と同時に、正しいアドレスでインサイドインの軌道で振られて、適切な力感のグリップと正しい姿勢によってボールは真っ直ぐ遠くに飛びます。
では、正しいスイング軌道についてですが、これはインサイドインの軌道が正しいというか一般的に良いとされています。
それはボールが真っ直ぐもしくはドローして飛距離も出る軌道だからですね。
ただ、若干のアウトサイドイン軌道、またはインサイドアウトの軌道であっても、それぞれ、フェード気味のボールだったり、ドローが少しだけ強かったりするだけで個人の打ちたいボールの好みもあると思いますので、多少は許容していいと思います。
また、軌道が正しい軌道でも間違ったグリップなどによりフェース面が開いていたり、閉じていたりするとまた違ったことになります。
基本的にフェース面はスクウェアになるようにグリップしましょう。
また、ドライバーのスイングアークとアイアンのスイングアークは、厳密には若干違ってきます。
具体的には、ドライバーはアイアンに比べて少しだけ横ぶり気味になります。逆にアイアンは縦ぶり気味になります。
これはどうしてかと言うと、ドライバーはアイアンに比べて長さが長いですよね。長い分だけ、横ぶり気味になるということです。
逆にアイアンはドライバーに比べて短いので、短い分だけ縦ぶり気味になりますよね?
そうなるとボールとの位置関係も違ってきますね。
このあたりは、詳しくは別コラムで確認してくださいね。
ですので、ゴルフスイングの基本的なメカニズムの肝は、スイングだけみていては悪いところはわからないということです。
スイングする前のボールと体の位置、距離関係も大切だし、グリップも大切です。
アドレスなども含め、スイングしてインパクトをむかえるので、スイングがよくても向いている方向が悪ければ真っ直ぐは飛びません。
これは、各自でひとつずつチェックするしかありませんね。
スイングが悪いのか、アドレスが悪いのか、グリップが悪いのか、ひとつずつ検証して、的確に悪い箇所を見つけ、他の正しいポイントをそのままにして悪い箇所だけ修正するようにするのが上達の秘訣です。
直す必要のないところを直してしまって逆に悪い方向に行ってしまっても仕方ないですからね。
この悪いところを見つけるのは、なかなか難しいですが、ティーチングプロなどに見てもらうという方法もありますね。経験豊富な方のアドバイスは有益でしょう。
ただひとつはっきりしているのは、スイングは決して早く振ろうとしないこと。
これは、間違いありません。ゆっくりでいいんです。
ヘッドスピードはゆっくり、リラックスして力を抜いたほうが早くなるんです。
また、ゆっくり振ったほうが、ドライバーもアイアンも芯に当たる確率が高くなります。ゆっくり振ってもフォロースルーを大きくとるようにすれば飛距離が出ます
バックスイングよりフォロースルーを大きくとる意識が大事です。
飛ばそうとすると、どうしてもバックスイングが大きくなりますが、そうなると大体一緒に、軸のスエーが起きたりバランスが崩れています。
そうなるとボールを芯で捉えることが難しくなり、飛距離ロス、曲がりの原因になるということなので、おぼえておいてくださいね。