寒いオフシーズンにやるドリル2

このコラムでは、寒い冬に自宅で出来るスコアアップに効果的な素振りドリルを紹介します。

 

まず、ゴムホースの素振りドリルです。

これは、ゴルフスイングに必要なクラブのしなりとしなり戻りを身体で体感しながら、おぼえこませるドリルです。

ゴムホースは、ホームセンターとかで売っているもので一番安いのでいいです。

普通のブルーとかグリーンのあれです。

ゴルフクラブと同じく1m程度の長さがあればOKですが、私はウエッジと同じくらいの90cm程度にしています。1mでもOKですが、このくらいの長さのほうが振りやすいと思います。

で、やり方は、簡単。

まずは何も考えずにゴルフクラブを振るように振ってみてください。

ちょうどボールをインパクトして打つ付近からフォロースルーにかけてビューンと音が出れば合格。

音が出ない人は、この音が出るように自分なりに工夫して振り方を研究しましょう。

コツは、ゴムホースを上手く振ろうとすると"しなり"の力を使う必要があります。力まずに、振ることが大切です。

このしなりの力の使い方をおぼえると、ゴルフクラブのシャフトのしなりの使い方がわかってきます。

シャフトのしなりを使えるようになると、飛距離がぐんと伸びますよ。

また、ゴルフクラブを振るのにとても大事なポイントである力を抜いたスイングが身につけやすい非常に有効なドリルです。

力任せに振ってもゴムホースは上手く振ることは出来ませんので。

このドリルはプロでも取り入れているドリルですので効果が高いことはお墨付きです。

スイング中に力んでしまう人、シャフトのしなりが使えていないと感じる人は是非、このドリルを冬のオフシーズンに行って、春先からスタートダッシュで、ライバルに差をつけましょう。

 

タオル素振りの方法

タオル素振りはご存知の方も多いと思います。タオル素振りは、力みがあってはうまく振ることができません。

普段、力みすぎてしまう方におすすめのドリルです。

やり方は、普通のタオルの先端をまるめてこぶを作ります。あとはその状態でこぶを先端にして、タオルを振りますが、バックスイングとフォロースルーで身体の背中付近にタオルの先端が当たると思いますが、いつも同じところに当たるように振りましょう。

コツは、力を抜いて、力みのないようにタオルを振るようしてください。

上手く振れるようになると、ゴルフクラブもスムーズに振ることができるようになると思います。

連続で何回もやるようにします。身体にタオルを振る感覚を覚えているうちにゴルフクラブを振ってみると、今までと全然違った感覚でスイングすることが出来ると思いますが、それで正しい力加減だと思って下さい。

 

体幹素振り

こちらの素振りのほうは、ゴルフクラブを持たないで行う素振りで、ゴルフクラブを使わないので、手軽に安全に自宅で出来るドリルです。

まず、両手をそれぞれの反対の肩に当てて、クロスさせるような格好にした状態で、スタンスを通常のスイング幅くらいにとります。

そして、下半身を出来るだけ動かさないようにして上半身だけを左右に捻るようにしてスイングする時の動作をします。

こうすることで、スイングに必要な捻転の動きを身体におぼえさせることができます。

バックスイング時は、胸全体を右に向けるようにしてトップからダウンスイング、インパクトまでゆっくりと肩をまわしていきます。

フォロースルーでは、胸全体が飛球線方向を向くようにしっかり肩を回していきましょう。

また、この動作はゆっくりやるといいです。特に普段のスイングでスイングスピードが早いと言われたことがある人など、スイングスピードが早くなりがちな人は意識してゆっくり回すようにするといいです。

身体の体幹を使ってゆっくりフォローを大きく取るスイングを目指してがんばりましょう。

捻転する時に、きついと感じるところがあれば、その部分のストレッチを別メニューで追加してもいいかもしれませんね。

捻転が楽に出来るようになれば、飛距離アップに繋がりますからね。