クラブヘッドに貼ってあった鉛が剥がれたら?
ケース:
スタート前にクラブヘッドに貼っておいた鉛が、いつの間にか剥がれてなくなっていた。
●ペナルティの有無
無罰です。
故意にではなく、偶然に貼ってあった鉛がクラブヘッドから剥がれた訳ですから、このことに対する罰はありません。
また、剥がれた同じ鉛をもう一度貼っても違反にはなりません。
しかし、貼ってあった鉛を故意に剥がしたり、貼ってなかった場所に鉛を新たに貼ったりすると、クラブ性能を変更したということになり、競技ゴルフでは、失格になります。
●ゴルフクラブは、スタートした時のままで使い続ける事が原則です。
しかし、通常プレーの過程で損傷したクラブや、性能の変わってしまったクラブは、そのまま使用しても不当にプレーを遅延することなく修理して使用しても、罰にはなりません。
※通常プレーの過程以外で損傷したクラブとは、クラブを何かに叩きつけたり、シャフトを故意に折り曲げたりしたクラブのことです。
これらは上記の通常プレーの過程で損傷したクラブとはなりませんので注意しましょう。
●クラブフェースにボールの動きに影響を与える目的で、異物などを付着させることは禁止されています。一例としてはクラブフェースにテープなどをつけると反則になります。
●グリップする上で援助となるような器具などを使用することは、反則となり、競技失格になります。ただし、手袋をしたりグリップに滑り止めスプレーをかけたり、タオルなどを巻いても罰にはなりません。
(※テープやガーゼを巻くと反則です。)
また、冬の寒い時期に手や体を暖めるために使用する使い捨てカイロを使っても反則にはなりませんが、使い捨てカイロでボールを暖めたりしてそのボールを打つと競技失格になります。